”食育”

−日本の食課題と取り組み−


私たちの食生活は、ライフスタイルの多様化と食の多様化、情報化による社会の変化に伴い、この数年で大きく変化してきました。

『健康で文化的な国民の生活と豊かで活力のある社会の実現に寄与すること』を目的として農林水産省から発表された食育基本法があります。当協会では、各ライフステージ(年齢段階)における食の問題点を解決するためには、身体の発達や生活環境、心理的側面を考慮した”一人一人”の対応、”食と健康に対する知識の普及”、”継続可能な実践内容の提供”が不可欠だと考え、地域密着型 栄養士の拡大を目指しています。


日本の”食”の問題点!!

  • 『食』を大切にする心の欠如
  • 栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加
  • 肥満や生活習慣病の増加
  • 過度の痩身志向
  • 『食』の安全上の問題
  • 食糧自給率の低下
  • 伝統ある食文化の喪失

各ライフステージの身体状態と食の問題点

乳幼児期(0〜5歳頃)

身体が発育し、味覚や咀しゃく(噛む)機能などの発達が著しい時期です。親子が一緒に過ごす時間のなかで望ましい生活習慣を身につけ、心と体の健やかな成長を目指します。

  • 遊び食べ
  • 好き嫌い
  • 少食・食べ過ぎなど
少年期(6〜15歳頃)

心身の発達が著しく、食への関心が深まる時期です。正しい生活習慣を身につけ、心身ともに健やかな状態を目指します。

  • 孤食の増加
  • 痩身志向による過度のダイエット(アンバランスな食事)
  • 朝食の欠食など
青年期(16〜24歳頃)

生活や環境が大きく変化する時期です。自らの健康を考え、より良い生活習慣の確立を目指します。

  • 朝食の欠食
  • 夕食(脂質、塩分過多)傾向
  • 栄養の偏った食事(野菜、果物不足)など
壮年期(25〜44歳頃)

社会や私生活において変化が多い時期です。家庭を持つ人多いので、この機会に生活習慣をもう一度見直し、積極的に健康づくりの取り組みを目指します。

  • 生活習慣病予備軍に対応した食習慣
  • 消費エネルギーと摂取エネルギーのアンバランス
  • 飲酒量が多いなど
中年期(45〜64歳頃)

社会や家庭において重要な役割を担う時期です。定期的に健康診断を受け、生活習慣病の予防を目指します。

  • 塩分の摂りすぎ
  • 飲酒量が多い
  • 高コレステロール
高齢期(65歳以上)

加齢に伴う身体の変化や体力の低下が見られ、個人差が大きい時期です。豊かな経験を活かし、社会との交流を保ちながら自立した生活を営むことを目指します。

  • 孤食
  • 低エネルギー
  • 嚥下問題など